ベンチャー企業スタートアップ企業で働くことの違いとは？

ベンチャー企業とよく似たジャンルに、「スタートアップ企業」というものがあります。ベンチャー企業というのは、会社として創業間もないところ、新しい事業を展開して間もない企業と言った意味合いがあります。ですから、企業の設立という観点に焦点が当てられていると言えるでしょう。

一方のスタートアップ企業というのは、設立年がいつかということよりも、短期間で大きな成長を遂げる企業を指すことが多いです。革新的なサービスや技術を発表して、非常に高い成長率でシェアを伸ばしたり売り上げを拡大したりしている企業のことを指します。そのため、どちらかと言うと、起業からの時間よりもその事業内容や実績といったものに焦点が合っているわけです。

ビジネスモデルにも違いがあります。ベンチャー企業は、既存の技術や手法を練り直して収益性を上げるケースが多い傾向が見られます。もちろん、そこに新しい技術を投入することは多いです。しかし、スタートアップ企業の場合は、今までにない技術や考え方を使って、全く新しいサービスやシステムを提供することで優位に立つことを目的としています。

どちらのケースでも、そこで働く人は新しいことにチャレンジできる機会を持てますが、よりスタートアップ企業の方がその傾向が強いです。その分リスクが高くなりますし、新しいものを考え出す能力が求められます。また、手探りで働くことが多くなるので、失敗を重ねて試行錯誤の中から成功体験を見つけていくというやり方が多くなります。ベンチャー企業でも、そうした傾向がありますが、まだ安定したモデルを採用していることが多いため、経験を生かした働き方がしやすいのです。